Reviewレビュー
まず押さえたい3つのポイント
- オジサン依存の人妻の半生を掘り下げるインタビュー型作品
- 父の死と不倫歴がつながる濃い心理設定
- 93分・350円で試しやすい価格帯
神山陽菜という“オジサンに育てられた女”に刺さる人
本作の主人公・陽菜は29歳、結婚3年目のWebデザイナー。月1回程度のセックスレスなのに不満はない、と本人は語る。なぜなら穴は他の男で埋めてきたから。
美大時代にコンビニの副店長と不倫し、拘束やソフトSでイクことを覚えて以来、7〜8人のオジサンと関係を重ねてきた経歴。中には「今の夫と出会った飲み会の席には、その頃の不倫相手である夫の上司がいた」という強烈なエピソードまである。
そして記憶の底にあるのは5歳で亡くなった父。「大きな手」「低く落ち着いた声」。この断片が理想の父親像を作り、年上男性への渇望に変わった――という自己分析の確かさが、このシリーズの核だ。
心理ドラマとして濃い物語が好きな人に、間違いなく刺さる。
陽菜の“オジサン絶ち宣言”が外せない
妻にも母にもなれない、という告白
夫から子作りの相談を受け、「オジサンに甘えるままでは母になれない」と絶ちを決意。ところが我慢するほど欲求は増し、外でオジサンを見るだけで興奮する体に。
だから彼女は仮説を立てて監督の前に来た。
「最高のセックスをしつこくしてもらえば、母になる覚悟ができるはず」――この依頼が本作の出発点。
妄想パートの奔放さ
ふんどし姿のオジサンたちに神輿のように担がれる妄想、イケオジの義理父に旦那に内緒で、という妄想。公式紹介文にこれだけ具体的な描写が出ている時点で、本編の振れ幅は想像がつく。
最大の山場はあえて書かない。この仮説がどう扱われるのか、サンプルで確かめてほしい。
350円で見る価値はあるのか、率直に
93分・350円という価格は試すハードルが低い。設定の作り込みは群を抜いていて、インタビュー部分だけで一人の女の人生が立体的に立ち上がる。個人的には、心理描写だけで成立している部分すらあると思う。
良い点
- オジサン好きの心理を骨まで語る設定の濃さ
- 350円で93分はコスパが良い
惜しい点
- 語り中心なので、体だけ求める人には淡白に映る可能性
演技の初々しさやドキュメンタリー的な揺れが気になる人もいるかもしれない。ドラマ性重視なら問題ない。
陽菜の“母になる覚悟”を迎えに行く人へ
- 熟女・人妻ものの中でも心理設定が欲しい人
- 溜池ゴロー監督の面接シリーズを追いかけている人
- 不倫・オジサンとの関係にリアルを感じる人
- まず350円でノリを試してみたい人
公開 2026.11.08















